概要
小説「サクラダリセット」6巻と、アニメ16~19話の感想です。最終巻に向けて、物語はクライマックスを迎え、様々な事件や出来事が起こります。能力があった方が良いのか、無い方が良いのかというテーマを中心に、気になった点をまとめました。
気になった部分
相麻菫が浦地正宗の未来を予測できない理由
相麻菫は、会話をしている相手の未来を視る能力を持っていますが、浦地正宗の未来だけは視ることができません。これは、浦地正宗が自分の記憶を消去しているためです。彼は、重要な情報をメモに取り、加賀谷に手帳をロックさせることで、リセットなどの能力の影響を受けないようにしています。相麻菫の能力は、未来の記憶を覗き込むことであるため、記憶が消去されている浦地正宗の未来を視ることができないのです。
咲良田と能力の未来について
浦地正宗の両親と「魔女」が管理局を作ったという事実は、咲良田の能力の起源に深く関わっています。父親は特定の情報を消し去る能力、母親は「指定したものを失わない」能力を持っており、父親は世界中から能力に関する記憶を消し去り、母親は咲良田の街だけを指定して能力の記憶を維持しました。「魔女」は未来視する能力を持っていました。この3人が管理局を立ち上げ、咲良田という特殊な街が生まれたのです。
管理局・浦地正宗の目的
浦地正宗の目的は、咲良田から能力を消し去ることです。その理由は、能力によって人が不幸になるから。彼は、能力を悪用する者や、能力に翻弄される人々を見て、能力の存在自体を否定するようになったのです。しかし、彼の行動は、本当に人々の幸せに繋がるのでしょうか? 能力を消し去ることが、本当に正しい選択なのでしょうか?
索引さんの能力の強力さとそれに対抗する相麻菫
索引さんの能力は、相手の感情を色で判断することができるというものです。管理局では、相手の発言が真実か嘘かを見破るために利用されています。ケイや菫は、管理局の浦地正宗の計画を阻止するために、索引さんの能力を逆手に取ります。例えば、2年前に死んだのは相麻菫ですが、現代にいるのは菫のスワンプマンであるため、浦地正宗が「君は」と質問しても、嘘をついているわけではありません。また、菫はケイを能力暴発事件が起きる現場に偶然居合わせるように誘導することで、ケイが浦地に理由を聞かれても、嘘をついているわけではないため、浦地と索引さんの質問によって嘘をついているとは思われません。
相麻菫の目的
相麻菫は、常に浅井ケイの幸せのために行動していました。ケイが能力が咲良田から消え去ることを望んでいないことを知っていたため、ケイを幸せにするために行動していたのです。自分が死んでまでケイの幸せを考えていた彼女の行動は、深い愛情の表れと言えるでしょう。2年前に死んだ菫も、今生きている菫も、どちらもケイを愛していますが、別々の人間だということです。菫のスワンプマンは、自分に嫌な役割だけ押し付けて2年前に死んでしまった菫を許せないと思っています。
浅井ケイの葛藤と決断
能力がない咲良田の世界では、菫は生きていますが、春埼美空と親しくなることはありません。能力がある咲良田の世界では、菫は死んでしまっていますが、春埼美空と親しくなります。両方を知ったケイにとって、辛い決断ですが、咲良田に能力を取り戻すために行動を開始します。
6巻全体の感想
6巻では、最終巻に向けて物語が大きく動き出します。能力を持つことの是非、管理局の目的、相麻菫の真意など、様々な要素が複雑に絡み合い、物語はクライマックスへと向かいます。特に、相麻菫の行動原理が明らかになります。 これまで謎に包まれてきた管理局についても明らかになり、クライマックスに向けて楽しみです楽しみになります。


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